みなさん、クラウドマイニング(息)してますか?
管理人はビットコイン価格下がりすぎてブログ更新するモチベーションが沸いていません。。。そんな私も懇意にしている、もっとも信頼できるであろうクラウドマイニング、それがGenesis Mining(ジェネシスマイニング)です。すでにGenesis MiningのBTCプランを複数契約して運用しているのですが、新プランとしてGM Radiant(輝き)が発表されました。Radiantプランの概要と収益について調べてみました。
Genesis MiningのRadiant(輝き)プランとは?
最初にまとめると、GM Radiantプランでユーザーが得られるメリットとしては下記の2つになるかと思います。
- 手数料が従来の0.28USDから0.14USDに半額になる
- 採掘難易度の上昇やBTCの下落があっても契約が打ち切られない
一方、デメリットは下記になります。
- 無期限ではなく5年間の有期契約
- 無期限から有期に切り替える場合にも費用が発生
Genesis Miningの公式ブログで詳細確認することができます。概要については下記のとおりです。
新しいBitcoinマイニングハッシュパワーの仕様
- 5年間のランタイム(60ヶ月の採掘)
- 50%メンテナンス費用の削減(1日あたり0.14米ドル)
- 事前販売はしていません – 購入したらすぐにマイニングが始まります!
- 最小トランザクションのしきい値を下げました
(ユーザーが制御できます)。- Bitcoin Cash(BCH)をネイティブでマイニングすることも可能
- メンテナンス費用による終了なし(以下のFAQを参照)
- この特典は、米国のお客様には一時的にご利用いただけません(下記のFAQをご覧ください)
5年間の有期契約、メンテナンス費用は従来の無期限契約の半分というところがポイントですね。では、マイニングハードという側面ではどうでしょうか。そのあたりはFAQに記載がありました。
新しい「GM Radiant」テクノロジーとはどのようなもので、ユーザーのパフォーマンス効率を改善しますか?
インフラストラクチャとデータセンターの構築を含むいくつかのレイヤーの新しい最適化により、メンテナンス料金をすべての新しい採掘容量について1日当たり0.14米ドルと低く抑えることができました。他にも多くの最適化があります:
- 改善されたPSUやPDU、新しいDCレイアウト設計など、より効率的な電気インフラストラクチャ
- 最適化されたエアフロー設計による冷却効率の向上。低い平均温度とより安定した冷却条件により、チップはより高い効率で動作します
- Genesis Hiveの機能、パフォーマンス、および自動化ルーチンの改善
GMRadiant技術は、ユーザーに直接与えられるすべての利益から成り立っています。これにより、市場の新しい標準が確立され、価格や難易度の条件が厳しい場合でも、ユーザーは新しいパフォーマンスレベルで掘り下げられます。
こちらのポイントとしては省電力化を徹底したというところでしょうか。さらに詳細な内容にも言及されています。
そこから、我々は完璧なマイニングソリューションがどのように見えるかを再考しました。最後に、何千もの工数を経て、解決策が準備されました。我々は達成した:
最適なマイニング設計
ほとんどのGM Radiantマイナーは独自設計されています。それらは最大限の効率と取扱いとメンテナンスに関する私たちの特定のニーズに合うように生産されました。また、世界クラスのハードウェア設計者のおかげで、市場で知られている限界を超えて性能が調整されました。Hiveの自動化機能によるメンテナンス効率の向上
自社開発の監視システムGenesis Hiveは、マイナーの導入、保守、管理のためのオールインワンソフトウェアに成熟しました。これは、データセンター内で必要とされる唯一のヒューマンインタラクションが、損傷したハードウェアまたは故障したハードウェアの交換である点まで自動化する最先端のツールです。完璧に一致したデータセンター
完璧な監視システムは、完全に構築されたデータセンターがなければ、それほど多くをもたらさないでしょう。すべての詳細は、建物とソフトウェアの間で調整されています。完璧なマッチングのほかに、当社のチームは最大限の容量を可能にするために施設のすべての1インチを慎重に計画し、構築しました。温度制御と気流
自動制御自動制御の温度制御システムとより効率的な気流管理により、電力コストが大幅に削減されます。私たちは、熱力学が仕事をするようにデータセンターのレイアウトを設計し、冷却ではできるだけコストを抑えます。上記のすべてが繊細な生態系に存在し、それらはすべて他のものをより効率的にするために貢献します。それはすべてが相互に接続されているシステムです。つまり、GM Radiantです。
特にGM Radiant向けのマイナーが独自に設計されているという点が気になりますね。ハードウェアはおそらくBitmainが販売しているマイナーを調達しているのでしょうから、マイニングソフトウェアを調整してパフォーマンスを引き出している?ということなのでしょうか。
結局、それらが手数料の低減に結びついているわけですね。
HashFlare(ハッシュフレア)も見習ってほしい!(もう8/31には契約満了ですが。。。)
Genesis Miningの5年間ビットコイン採掘プランの収益性は?
では、GM Radiantプラン(5 Years Bitcoin Mining)の収益性はどうでしょうか。
はじめにお断りしておくと、クラウドマイニングの収益性は採掘難易度や価格によって大きく変化します。ここでの収益性は現時点での見積もりである点ということでご注意ください。
2018年7月17日時点での見積もりは下記のとおりです。
およそ4年でようやく元本回収でした。採掘量はCryptocompareで試算しました。かなり楽観的に見積もっても厳しい結果でした。。。
では、もう一度、2018年8月19日時点での価格、採掘難易度で試算してみました。
(採掘量CryptoCompareで同じく調べました。)
- 契約料:2800USD (10TH/s分)
- 採掘量見積もり1年分(難易度固定の超楽観): 930USD
- メンテナンス料1年分:0.14 × 10 × 365 = 511USD
- 元本回収までの期間:2800÷(930-511)=6.6年
ということで6.6年経過しないと元本回収できない計算になりました。5年以内には回収できない計算になります。厳しい。。。やはりBTC価格の下落と採掘難易度の上昇が影響しているようですね。
ちなみに無期限プランをすでに契約している人向けにアップグレードプランもあります。こちらも私の100TH/sの大事な大事なプランで費用見積もりしてみました。
こちらは1TH/sあたり285USDから105USD割引で180USDになるみたいですね。結構高額でして、こちらも手数料を半額に抑える効果はあっても、結局有期契約になってしまいますからね。。。
GM RadiantはDashプランやEthereumプランも提供中
GM RadiantはDash(X11)やEthereumプランも提供中です。Dashのプランは3,000MH/sあたり102USDという価格で、2年契約です。
下記は7月5日時点でのDashプランの見積もりですが厳しい。さらに悪化していると思われます。
Ethereumプランも25MH/sあたり525USDで提供されています。EthereumはPoWからPoSに移行する可能性もあるため不確定な部分も多いです。
まとめ
Genesis Miningの新プランGM Radiantについて概要と収益見積もりをしてみました。総じて言えることはクラウドマイニングは収益性の面で非常に厳しい状況に置かれているということですね。採掘難易度が低かったときには各暗号通貨の価格値上がりを期待できましたが、今や価格も下落傾向で、かつ、採掘難易度が大きく下がる予兆もない。
仮想通貨に長期投資するのであればビットコインなどを直接購入してガチホするほうが賢いですからね。そろそろ潮時ということでしょうか。
それでもクラウドマイニングがオワコンになるまでなんとかブログで記録は続けていきたいと思います。
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