仮想通貨の購入をめぐるトラブルのニュースが飛び込んできました。
国民生活センターが3月30日、仮想通貨の購入をめぐるトラブルが増えていると注意喚起した。知人から仮想通貨を購入するように勧められ、金銭が戻ってこなくなったなどの相談が、2年間で194件(2014年度)から634件(16年度)に急増したという。
このようなトラブルは仮想通貨に積極投資する自分も無関係じゃないと感じます。
ビットコインを含めた仮想通貨は分散通貨としての高い自由度を持っています。
一方、その匿名性を悪用して国境を越えて詐欺を働くことが容易になります。
今回は、詐欺サイトに引っかからないように自分なりに気を付けていることを挙げてみました。
1.聞いたことのない仮想通貨に投資しない
ビットコインをはじめとした仮想通貨はプログラムを複製することで簡単に独自の仮想通貨を作ることが可能です。
世の中には次々と新しい通貨が誕生しています。
当然、早い段階でマイニング(採掘)に参加していれば採掘難易度が低いので今後の値上がりを見越して大量の通貨を得ることができます。
よって、新しい通貨に投機目的飛びつく人も多いです。
一方、新規通貨は詐欺か否かに関わらず、その継続性については未知数です。
大金をつぎ込んでも流動性が低く換金できないなんてこともザラにあります。
これからはじめて仮想通貨に投資する場合にはビットコインやイーサリアムなどある程度名の知れた通貨に投資をしましょう。
もちろん、流通の多い通貨は価格が何倍にも上昇するようなスリルはないですが、それでも詐欺で一文無しよりはマシです。
2.高額な配当・日利1%以上の案件に投資しない
現状、ビットコインなどの仮想通貨を採掘するだけで高額なリターンを得ることは難しくなっています。
「ビットコインで権利を購入するだけで日利1%」などのうたい文句で高額な配当を期待させる詐欺サイトも多いです。
多くがネズミ講ですので決して持続可能でないですし、終わりが来るのが分かっているので投機ですらないと考えます。
このような記述を見つけたら絶対に信用しないようにしましょう。
このご時世、高額なリターンを確約できる会社なんてないのです。
それはねずみ講、ポンジスキームである可能性が大です。
3.ピラミッド構造の紹介料報酬の案件に投資しない
一番、詐欺サイトを見分けるのに簡単な方法がこれです。
サイトの中でピラミッド構造の紹介料の構造が説明されていたらそれはほぼ間違いなくねずみ講です。
ビットコインなどの仮想通貨は国境を簡単に超えて支払いができてしまうので、このような詐欺に悪用されることも少なくありません。
高額な紹介報酬があるサイトがあったら絶対信用しないようにしましょう。
それは自転車操業のねずみ講であり、あなたの投資したお金は他の人の支払いに回されるだけです。
まとめ
仮想通貨は専門用語が多く、仕組みを正確に理解することは難しいです。
もちろん、仕組みを完全に理解できた上で投資できるがベストなのですが、なかなかそこまでの理解を深めることは難しいです。
一方で、詐欺の可能性が高い要素だけを把握しておくことなら誰でもできます。
危険なサイトから距離を置いて安全に長期運用で仮想通貨に投資をしていきましょう。
みなさまもおいしい話にはお気を付けください。
自戒の念も込めて…。
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