2017年8月1日にビットコインのソフトフォーク、いわゆるBIP-148が行われる予定になっています。
どう転んでも混乱必至のシナリオが想定されていますがクラウドマイニングへはどんな影響があるんでしょうか。
結論から言いますと現時点では影響が見えていません。
また、クラウドマイニング業者の方針も公式には発表されていません。
BIP-148、UASFって何??
まず、BIP-148はUASFの一種であるということを念頭に置きましょう。
UASFとはユーザーアクティベイテドソフトフォークということで、ソフトフォークの一種になります。
BIP148について公式サイトには下記のようにあります。
BIP148とは何ですか?
BIP148は、既存のSegWit MASFデプロイメントで既存のすべてのSegWit対応ノードソフトウェア(現在ネットワークノードの80%)がアクティブになるように設計されたUASFです。
引用元:http://www.uasf.co/
はい、意味わかんないですね…。
簡単に言えば、SegWitを有効にする変更をかけるということですね。
SetWitというのは簡単にいうと「この取引が正しいと証明するための署名部分を採掘ブロックから分離して、一度に処理できる取引量を増やす」というものです。
これによって、ビットコインで発生している取引の遅延を解消しようとしています。
これによっていい面もあるのですが、悪い面もあります。
それはBIP148を適用いるノードと適用していないノードが混在することによっておきます。
適用していないノードは古い方式でブロックチェーンを作ったりするので、新しいノードが生成したブロックチェーンと整合が合わず、取引が一見、成功したように見えて、そのチェーンがいつの間にか破棄されるようなことがおきます。
そうなると、ビットコイン信用できねぇー、取引につかえねーじゃん、となり、暴落するのではないかと言われているのです。
クラウドマイニングへの影響は?
では、クラウドマイニングにはどんな影響があるんでしょうか??
まず、ジェネシスマイニングやハッシュフレアのBIP148に対する方針を調べてみたいのですが、公式には言及されていません。
よって、今後、BIP148に対する公式見解が出てくるまで静観するということになると思います。
BIP148のソフトフォーク自体はビットコインの採掘に関わる部分なので、ライトコインなど他の仮想通貨には直接的な影響はありません。
一方、仮想通貨の基軸通貨たるビットコインが暴落することになれば、資金がオルトコインに流れたり、もしくは、オルトコイン自体も暴落するなどして相場が混乱することは必至しょう。
BIP148については継続してウォッチしていく必要があります。
で、クラウドマイニングな人はどうする?
今のところ、自分はこれに対して特別な対策は考えていません。
ただ、もし暴落が始まったら、もはや誰も止められないかもしれません…。
それでも狼狽売りせずに静観できるか精神力が試されるかもしれませんね…。
今後も動向を注視していきたいと思います。
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